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髭公爵の両刃カミソリ
あなたは使い捨てな存在ではない。
よって、プラスチッキーな安剃刀はゴミ箱に捨て
両刃剃刀を手に取るべきである。
by髭公爵
使い捨てカミソリを考案して莫大な利益を上げたのは米国ジレット社。
最初の剃刀を安く売って、替刃を割高に買わせて儲ける手法。Captive Priceing と呼ばれている。
captive は”捕獲”の意味。
原価タダみたいな替刃を高値で売り付けやがって、我々はホイホイに捕獲されたゴキブリか!
切れ味悪いからって2枚刀、3枚刃、4枚刃、5枚刃、どこまでいくのだ!?
儲けることと顧客を満足させることが時代とともに反比例している気がする。
その結果、年々進化する筈なのに昔と比べて粗悪になるものがある。その代表が髭剃り商品だ。
本体は比較的高いが替刃は安い両刃こそ古き良き時代の伝統なのだ。
勿論切れ味抜群で一度使えば後戻りは絶対したくなくなる。使い続ければ使い捨てより断然安く済む。
髭剃りは一生の行為なのだから。
このうっとりする光沢。柄の微小な細工。まさに芸術作品である。シンプルな構造であるが、洗練された丸みのあるフォルム。そしてその重量感。毎日使うものだからこそ、日々道具が自分の手に馴染んでくる感覚がたまらない。プラスチックの使い捨てカミソリでは到底味わうことはできない。
朝の貴重な時間のうち、今は慣れたとはいえ10分くらいはかける。髭剃りという行為は男にとって神聖な儀式なのだ。仕事という戦場に出かける前の。慌ただしく、せかせか電気シェーバーで顔を撫でまわし、剃り残したまま駆け足で仕事に向かう男とパフォーマンスが違うのは当然ではないか?
ミューレ社のものと、このメルクール社のホルダーをどちらにするか最後まで迷ったのであるが、デザインが気に入ったので私はミューレのホルダーにした。レビューを読むと濃いひげで肌が弱い人でも深剃りが思う存分でき、そのツルツル感を楽しめるようだ。
ミューレの方も使いこなせるようになれば、何の文句も見当たらない。。
重量が分からないのだが、ミューレより1cm位短い分扱いやすいようではあるが、
いずれを選択するにせよ、一度両刃を使えば二度と逆戻りはできないだろう。
それは、剃り心地が抜群というほかに、両刃の替刃は安いため、長い目で見なくとも経済的であるからだ。まあ、貴族の私には関係ない話ではあるのかな?
こちらのタイプは長さが10cmあり、重さも100gある。私のミューレは60gちょいだから相当重いといえる。より少ない腕力で深剃りが楽しめよう。剛毛の方はより重いものを選ぶとよいようである。
しかし、この青は高級感があってよい。凄く欲しいのだが、ドイツのホルダーは寿命が長い。軽く10年は使える。ゆえに次はこれが欲しいとおいそれとは言えないのだ。ハイコストパフォーマンス!
だからホルダー選びは気に入ったものを慎重に選ぶべきである。替刃は好みに合わせて10枚おきに色々なメーカーを試せばいいのだから。(替刃は国産外国産を問わず、両刃ホルダーには全て使える)
ブルーは売り切れているので画像リンクはブラックになっている。
申し訳ない。
我が国が誇る剃刀メーカーではあるが、こんなダサい物、貴族の私は使えない。アマゾンプレビューを読んでもらえば、いかに両刃が優れているか分かるので掲載した。
みな両刃の良さは分かっても5000円以上するドイツの両刃ホルダーを買うのには勇気がいるようだ。庶民とは辛いものである。
私は市販のタバコから自分で葉を巻く手巻きタバコに代えて節約し、人生初ミューレを購入する資金を優雅に貯めた。1本巻くのに時間がかかるし葉に添加物質が入っていないため中毒性が低く、本数が減った。1か月手巻きタバコに代えれば余裕でミューレホルダー代が浮くのである。